はじめまして、タクヤ(@takuya_tweet)です。
僕は未経験・スキルなし会社員の状態から、独学でフリーランスになりました。
現在はWEBデザイナー・WEBエンジニアとしてWEB制作で生計を立てています。
今回は、「これからフリーランスになりたい」「フリーランスになったけど思うように稼げない」といった方に向けて、僕の勉強方法を解説していきます。
実際に未経験・スキルなしだった僕がフリーランスになれた勉強法なので、再現性は高いはずです。
この記事の内容
- 未経験・スキルなしから25歳でフリーランスになれた勉強法
- 【番外編】フリーランス2年目の僕が今おすすめする勉強法
- フリーランスは勉強と挑戦を高負荷で続ければなれる
それでは早速解説していきます。
未経験・スキルなしから25歳でフリーランスになれた勉強法
僕がWEBデザイナー、WEBエンジニアなので、WEB制作でフリーランスになる勉強法を紹介します。
この通りにやれば、割と早い段階で月5万円に到達し、そのまま続けていけば月20万円くらい達成するはずです。
WEBデザイナー以外のフリーランスになりたい方でも割と参考になるよう解説していきます。
大前提:勉強時間は1,000時間
まず心に刻むべきなのは、1日や2日では何も成長しないことです。
「1,000時間の法則」というものがあって、勉強でもスポーツでもなんでも1,000時間は努力しないと身に付かないという法則ですね。
- 1,000時間の法則:1,000時間努力してやっとスタートラインに立てる
- 10,000時間の法則:10,000時間努力すると一流になれるかも
大半の人はすぐ止める
大体の人は1,000時間頑張ることができず、「意味ない」「やりかたの効率が悪い」「何か簡単なコツがあるはずだ」と手を止めてしまいます。
すぐに諦める人は成果を上げる系のことは上手くいかないかもです。
何度やり直してもOK
「すぐに手を止める人はダメ」と言いましたが、過去そうだったとしても、次頑張ればOKです。
実際、僕も途中で止めたことは何度もありますからね。
もし「フリーランスになりたい人」であれば、今回はなれるまで諦めず続ければ問題なしです。
さらに今回は「僕が実際にフリーランスになれた勉強法」を紹介するので、その道の先には確実にフリーランスの道が存在します。
「道を間違えた」「これやってても無駄だった」とかのタイムロスがないです。
過去の僕は無知+教えてくれる人ゼロだったので「フリーランスに繋がっていない無駄な努力・失敗」をたくさんし、時間を無駄にしたので、最短距離でフリーランスを達成してみてください。
大前提:初心者は1,000回挫折する
もう一つ心に刻んでおいて欲しいのですが、初心者は1,000回挫折します。
やったことがないことをゼロから始めるので同然ですよね。
初心者がマバタキのように失敗・挫折するのは当然のことですが、実際は「4、5回の挫折」で立ち上がらなくなる人が多い印象です。
自分を客観的に見る
もし「足し算習いたての小学生」がドリルの1ページ目で問題を間違えて挫折し、「算数は自分に向いていない」と言い出したら、「最初なんだから当たり前でしょ」と言いますよね。
「初心者だけど野球部に入った友達」が「全然上手くならない!」と1週間で挫折していたら、「イチローだって最初は初心者だったんだよ」と言いますよね。
なので、フリーランスの勉強で数回挫折しただけで落ち込んだり、辞めてしまう自分にも、「初心者なんだから当然だろ」と言いましょう。
僕もフリーランスになれるまで1,000回挫折したし、フリーランスになった今も挫折し続けていますよ。
前置きは以上で、ここからは実際の勉強法を解説していきます。
その①:本を買う
具体的にはこの本を買いました。
別にこの本を買う必要はなくて、自分が見やすいなと思った本を変えばOK
本を選ぶポイント
- 分厚過ぎない(薄めの方が挫折しにくい)
- 初心者向けの本(本1冊で全てを知ろうとしない)
- 実際に作りながら学べる本(読むだけだと、理解しにくい)
上記の3点を満たす本をおすすめします。
迷ったら僕と同じ本を買っておけば問題なしです。
まずは一通りこなす
僕が紹介した「いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本」だと、構成は次のとおりになっています。
- ①:基礎知識の説明
- ②:基礎知識を理解するための実践
- ③:知識を説明しながら、逐一実践
- ④:よく使う応用を解説&実践
上記のように、かなり早い段階で実際にWEBサイトを作らせてくれます。
本1冊をこなせば、美容室のホームページを1から作り、インターネット上に公開できるようになります。
「WEBサイトを作って公開する」一連の流れを体験できるので、WEB制作の全体像が把握しやすいです。
本を1周しても100%理解はできない
当たり前なんですけど、本を1周したからといって、全てマスターできるわけではありません。
勉強したことがある人なら分かると思いますが、参考書を1周しても全部理解なんて無理ですよね。
なので、何周もしたりして勉強するわけです。
本をもう1周する
だるいと思うかもですが、本をもう1周こなしましょう。
2周することにより理解できる範囲が増えるはずです。
一度やったことをもう一度行うのは面倒ですが、1周目より2周目の方がスピードは上がっています。
勉強慣れしている人であれば、2周目は不要かもですが、僕は2周しました。
重要なのは覚えることではない
受験勉強やテスト勉強だと、参考書に書いてあることを覚えなきゃダメですよね。
覚えないとテストで使えないので。
ですがフリーランスの場合、覚えなくてOKです。
いつでも本を見れますからね。
重要なのは、本のどこに何が書いてあるか把握することになります。
実際に作業をしていて、「ここ分かんないな」「困ったな」と言う時に、あの本のこの辺に書いてあったなと分かれば問題を解決できますからね。
何度も同じところで詰まれば、「あれか」と自然に覚えていく感じです。
無理に暗記したり、無理やり理解する必要はなく、本を自分の脳みその一部にするイメージ。
本を1周しただけでは「どこに何が書いてあったか」把握しにくいので、2周するのがおすすめなわけです。
その②:本を見ながらサイトを模写する
次に本を見ながら、その辺のサイトを真似して作ってみます。
簡単そうなサイトならなんでもOKです。
できれば、本で作ったサイトと似ているサイトをおすすめします。
画像とかをは正直どうでもよくて、レイアウト的な模写ですね。
本と同じ手順で進める(実質3周目)
おそらく「はい、このサイト模写して」と言われても、この段階では何からすればよいか迷うと思います。
なので、勉強で使った本の「実際に作り始めるページ」を開き、同じ手順で作ってみましょう。
- 「本がサイトタイトルを打つ」→「自分もタイトルを打つ」
- 「本がメニューを作る」→「自分もメニューを作る」
といった感じです。
そして、本が作っているサイトと違う部分が出てきたら、本に書いてあることを自分なりに応用していきましょう。
ここで99%挫折する
この段階で、「何回やっても上手くいかない」「どうやれば良いか分からない」ということが頻発します。当然ですよね。
といっても、WEBサイトのレイアウトって使いやすさの観点から大体決まっているので、本に書いてあることで大体再現可能です。
とりあいず、「パっと見同じ」で全然問題ないので出来るまでチャレンジし続けましょう。
挫折した回数が自力になる
これは賛否両論あると思うのですが、「自分で失敗して得たこと」以外、自分に蓄積されないと思います。
例えば、「このレイアウトはここをこうしてこうだから」と誰かに教えて貰い、言うとおりにやれば、模写の工程は1日とかで終わるかもです。
ですが、自分の頭で悩まず単なる作業者になってしまうと、その場では出来るけど、後々自分一人ではできない、意味がないといった結果になりやすいと思います。
- 自分で悩み解決する:時間がかかるが1つずつ自分に蓄積
- 人に指示され作業する:その場ではできるが、自分には蓄積されない
なので、自分で考え悩み失敗し、改善した数だけ自力が付いていくはずです。
とはいえ、一部の要領が良く賢い人は一通り作業者として指示されても、自分の中で高速で処理できるかもです。
その場合、自分で悩むより早いですね。
その③:案件の参考サイトを模写する
次に実際に募集されている案件の参考サイトと同じものを作ってみます。
依頼者が「こんなサイトが作りたい」と載せているサイトなので、これを作れれば問題なく仕事を受けられますよね。
クラウドソーシングに登録して募集案件を見てみると、参考サイトがたくさん載っています。
勉強を始める前に登録して実際に見てみるのも良いかもしれません。
初心者が50万円とかの案件を見ても仕方がないので、まずは5万円くらいの案件の参考サイトに注目しましょう。
Google検索と一緒に作る
実際にサイトを作り始めてみると、分からないことだらけだと思います。
僕も実際そうでした。
分からないことが出たら、即「Google先生」で検索しましょう。
これがめちゃくちゃ重要です。
分からないことはGoogleで検索すれば大体でてきます。(ありがたいですね)
もしかしたら「どんな風に検索すれば良いか」わからないかもですが、思った通りに検索しまくってみましょう。
そうすれば、「知りたいことへのキーワード」みたいのが偶然見つかって、そのキーワードで検索したら知りたいことに辿り着くみたいなことが結構あります。
検索力が重要
分からないことをGoogleで調べる力はかなり重要です。
先ほど、「本を暗記する必要はなくて、本のどこに何が書いてあるか把握すべき」と述べましたが、それのインターネット版ですね。
本は初心者が勉強しやすいように情報をまとめてくれています。
体系的で分かりやすい反面、得られる情報は限られますよね。
対して、Googleは全て読み切るのは無理だし、途切れ途切れの情報でまとまっていませんが、得られる情報量が膨大です。
なので、「知りたいことをGoogleから引き出せる」検索力を磨けばWEB制作の大体のことはクリアできます。
といっても、「初心者が何を検索して良いか分からない」「読んでも理解できない」ように自分の能力も上げなければ、使える情報が限られるといった感じです。
写輪眼でないと読めない「うちはの石碑」、万華鏡写輪眼でないと読めない「うちはの石碑の続き」、輪廻眼じゃないと読めない「うちはの石碑の全て」、みたいな感じですね。
その④:実際に案件を受けてみる
かなり恐いかもですが、模写まで終わったら実際に案件を受けてみます。
僕も最初はビビりまくりだったのですが、やることは今までとそんなに変わりません。
- WEB制作案件を受ける
- クライアントからサイトの内容やイメージを聞く
- 実際に作ってみる
- クライアントに見せる
- 修正指示が来ると思うので修正する
- 再度見せてOKなら納品する
上記の流れです。
模写が「クライアントのイメージ」に代わっただけですね。
納品はファイルを送付するか、指定されたサーバーにアップする感じです。
サーバーへのアップは難しそうと感じるかもですが、簡単で「いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本」だと最後の方にやり方が書いてあります。
案件はクラウドワークスやランサーズ等、クラウドソーシングで探せます。
【悲報】最初から素晴らしいものはできない
悲しい話なのですが、デビュー戦から業界に評価されるような素晴らしいサイトは作れません。
僕も最初の頃に作ったサイトは正直微妙です。
仕事を依頼してくれたクライアントには申し訳ないかもですが、現状の100%で作れば大丈夫です。
100万円で1サイトを作るフリーランスもいれば、3万円で1サイトを作るフリーランスもいます。
クオリティに差があるのは当然で、毎度ベストを尽くし、経験を積みながらスキルアップしていきましょう。
もう一度言いますが、初心者は1,000回挫折します
しつこいかもですが、挫折や失敗をしても「当たり前だ」というメンタルを持つことが大切です。
何度言っても良いくらい、ここでつまづく人が多いと思います。
- 本で勉強:何も成果が出ない無感情の時期【修行】
- 模写:全然上手くいかない飽きる時期【疑念】
- 案件模写:挫折しまくり、今までやったこと意味あったの期【絶望】
- 案件受注:できる気がしない、本当に大丈夫なの期【逃避】
上記の感じで、常に挫折しているはずです。
といっても、努力は不安なもの
スポーツや勉強、恋愛や趣味で努力したことある方なら分かると思うのですが、努力している時って常に不安なはずです。
- スポーツ:帰宅後の時間も全部練習に投資しているけど、報われるか不安
- 勉強:青春を勉強に費やしまくっているけど、良い大学に受かれるか不安
- 恋愛:あの人に好かれるために頑張ってるけど、フラれるか不安
- 趣味:ゲームで強くなるため練習しまくってるけど、報われるか不安
特にスポーツ選手を目指している学生とかだと、幼少期からずっと死ぬ物狂いで練習してきても、プロになれない可能性は当然あるわけで、不安も挫折もありまくりですよね。
もし大きな怪我をして引退してしまうと、ずっと何も考えず遊んできた同級生と同じになってしまうわけです。(個人的には同じと思いませんが)
そんな感じで、大小関係なく「何かで成果を上げる=挫折と不安を経験しまくる」ものだと思います。
なので、フリーランスの勉強も「挫折して当たり前」「不安で当たり前」というメンタルで取り組みましょう。
僕がフリーランスになれた勉強法は以上です。
「その④:実際に案件を受けてみる」まで進んだら、案件を受け続けて「分からないことはGoogleで調べる→案件をクリアして成長」という工程を繰り返していくだけになります。
これからフリーランスになりたい方の勉強の効率を上げるため、記事はあとちょっとだけ続きます。
【番外編】フリーランス2年目の僕が今おすすめする勉強法
ここから、僕が実際にやった勉強方法以外にフリーランス2年目になった僕がおすすめできる勉強法も紹介しておきます。
僕がやった勉強法でもフリーランスになれるけど、他にも方法があるよという追記です。
プログラミングスクールを利用する
最近だと、プログラミングスクールが流行っていますよね。
僕が今スキルなし、未経験だったらプログラミングスクールに行くと思います。
プログラミングスクールのメリット
- 自分で何を勉強するか考えなくて良い
- 若干の強制力があるので挫折しにくい
- ある程度のスキルに到達できそう
上記の感じです。
トータルで見て、プログラミングスクールが一番テットリ早いと思います。
「なるべく早く」「確実に」「必要な」スキルを習得して、フリーランス活動を始めた方が良いですよね。
良いけど、結構高額
過去の僕がなぜ独学を選択したかというと、プログラミングスクール代にビビったからです。
無理すれば払えたかもですが、「未経験のくせに貯金ゼロでフリーランス開始」って無謀すぎですよね。
「初期投資はケチらないよ」「割とお金あるよ」「実家が金持ちだよ」という人は即プログラミングスクールに入校していんじゃないかなと思います。
オンライン講座でも実際に通う講座でも、お好みで選んで大丈夫です。
WEB制作会社に就職して勉強する
「未経験・ノースキル」でフリーランスになろうとすると難易度が上がります。
であれば、「経験あり・スキルあり」になれば良いですよね。
WEB制作会社に就職すれば、仕事の一連の流れが分かるし、会社がノウハウやスキルを教えてくれるし、給料まで貰えます。
フリーランスになっても、ならなくても良い
2年くらい働いてみて、フリーランスになりたいと思えば独立すればよいし、会社が楽しければ続けてもOKです。
もし会社で認められていれば、フリーランスになっても仕事を振ってくれる可能性もあるのでメリットだらけになります。
良さげな制作会社があれば、飛び込んでみるのも良いと思います。
合宿や勉強会に参加して勉強する
フリーランスになりたい人が集まる合宿みたいなものも存在します。
合宿型のプログラミングスクールみたいなものですね。
合宿のメリットは、同じ環境で頑張る仲間ができることです。
近くに頑張っている仲間がいれば、挫折しにくいし、楽しく頑張れる可能性が上がります。
また、一定期間住む環境が変わるので、人によっては勉強するぞモードに入りやすいかもですね。
フリーランスは勉強と挑戦を高負荷で続ければなれる
フリーランスになるための勉強方法を解説しましたが、結局は「やれるかどうか」です。
再現性の高い方法があってもスクールがあっても、本人が継続して取り組めなければ成果は出ません。
フリーランスだけでなく、勉強でもスポーツでも同じですね。
根性論のように思われるかもですが、感情ゼロで考えた結論です。
根性がなくても熱血でなくとも、機械的に無感情でも継続することをおすすめします。
1,000時間の法則は本当
「何かに1,000時間取り組むと、スタートラインに立てる」という1,000時間の法則を紹介しましたが、実際は「100時間の法則」も「200時間の法則」も存在すると思っています。
プレイ時間10時間よりも100時間の方が、ゲームも勉強もスポーツも上達するし、見える世界が変わります。
1,000時間に到達した瞬間に自分が変わるわけではなく、一時一時「フリーランスになる勉強」に向かい合った時間が自分を変えているはずです。
なので、弱音を吐いてもいいけど、勉強や行動は止めないメンタルで取り組み続けることをおすすめします。
今回は以上です。
まずは、「本を買って勉強してみる」「プログラミングスクールの資料を請求する」「WEB制作会社の求人に応募してみる」「合宿や勉強会に申し込んでみる」何らかの初動を起こし、フリーランスに一歩前進してみてください。