はじめまして、タクヤ(@takuya_tweet)です。
僕はフリーランス2年目でして、個人事業主として活動しています。
過去の僕は次のような疑問を持っていました。
- フリーランスと個人事業主の違いって何?
- フリーランスと個人事業主は税金でも違いがあるの?
- フリーランスか個人事業主になるにはどんな手続きが必要?
この記事では、上記のような疑問に答えていきます。
記事の前半で「フリーランスと個人事業主の違い」を解説し、後半では「フリーランスや個人事業主になるための手続き」を解説する流れです。
「これからフリーランスになりたい」という方はこの記事をサラッと読んでおけば大丈夫なように書いていきます。
フリーランスと個人事業主の違いは1つです
結論からいうと、「フリーランス ⊃ 個人事業主」です。
簡単に言うと、フリーランスの中に個人事業主という区分があるイメージ。
フリーランスとは働き方
フリーランスは、特定の企業や組織に属さず、案件ごとに契約を結ぶ働き方です。
要するに手続き等は関係なく、個人で稼いでいれば大体フリーランスと言えます。
イメージ的には、結構幅広く緩い言葉です。
言葉のイメージ例
- 家電(家電という括りの中に冷蔵庫や電子レンジがある)
- 食器(食器という括りの中にお皿やコップがある)
- 家具(家具という括りの中にソファやテーブルがある)
- フリーランス(フリーランスという括りの中に複数の働き方がある)
働き方のジャンルと考えても間違いないです。
- 会社員(会社に雇われる人、広い意味)
- 公務員(公共や地方自治体に雇われている人、広い意味)
- フリーター(アルバイトで生活している人、広い意味)
- フリーランス(個人で生計を立てている人、広い意味)
上記の感じです。
個人事業主とは人間の区分
個人事業主は、会社などの法人を設立せず、個人で事業を営んでいる人のことになります。
個人事業主は税務署に開業届を提出する必要があり、手続きが必須です。
フリーランスは手続き等が関係ないけど、個人事業主は手続きした人のことを言います。
言葉のイメージ例
- 冷蔵庫(ジャンルは家電)
- コップ(ジャンルは食器)
- ソファ(ジャンルは家具)
- 個人事業主(ジャンルはフリーランス)
個人事業主はフリーランスの一部
個々の説明が長くなりましたが、要するに個人事業主はフリーランスジャンルの一部でという話です。
フリーランスのパターン
- 個人事業主として個人名・屋号で稼ぐ
- 自分で法人を設立して法人名・個人で稼ぐ
フリーランスは、上記2パターンと覚えておけば問題なしです。
「自分で法人を設立して法人名・個人で稼ぐ」といっても、法人(会社)の中身は自分一人みたいな形式だけ会社という感じになります。
従業員をたくさん雇っていればそれは普通にフリーランスではなく会社ですからね。
僕の場合だと、「個人事業主として個人名で稼ぐ」フリーランスです。
ちなみに「自営業」もフリーランスとほとんど同じようなものです。
フリーランスと個人事業主には税金の違いがある
フリーランスはなぜ、個人事業主と法人に分かれるかというと、負担する税金に大きな違いがあるからです。
年間の純利益が1,000万円~1,500万円に到達したら法人化すべき
※僕は税理士ではなく税金のプロじゃないので詳細が気になる方は自分で調べてみてください
利益が1,000万円~1,500万円位いくと、個人事業主でいるより、法人化した方が税金の負担額は少なく済みます。
なので、例えば利益2,000万円とかのフリーランスは法人化しているはずです。
「別に働き方等は変わってないけど、節税になるから法人名義でお金を受け取るよ、相変わらず1人で働くフリーランスだけどね。」と言った感じ。
利益が1,000万円~1,500万円以下なら法人化すると税金が多い
個人事業主と法人では、適応される税制度や計算方法が違います。
個人事業主フリーランスが利益が少ないのに法人化すると、個人事業主でいるより税金の負担増です。
例えば、「フリーランスになりたてで、カッコイイからと法人を作り、年利益150万円だっ」とすれば、無駄な税金を払うことになります。
ただでさえ収入が少ないのに、意味もなく税金を払いたくないですよね。
最初は個人事業主、稼いだら法人化の流れがベスト
これからフリーランスになる方であれば、最初は個人事業主としてスタートするのがおすすめです。
そして、利益が1,500万円くらいになったら法人化を検討するといったイメージ。
利益が1,000万円とか超えるのであれば、一度税理士さん等に相談してみるのが良いと思います。
「利益1,000万円なんて一瞬だよ」という方でなければ、とりあいず個人事業主で1年やってみましょう。
別にずっと個人事業主でも問題なしです。利益がかなり増えてきてから考えてOK。
フリーランスと個人事業主の違いを知ったら開業しよう
この記事の内容をまとめると次のとおり。
- フリーランスは個人事業主と法人に分かれる
- 個人事業主は税務署に開業届を出した人
- フリーランスは組織に属さず、個人でお金を稼ぐ働き方
- 最初は個人事業主としてフリーランス活動すべき
- 利益が爆増してから法人化を検討すればOK
個人事業主になるにはまず開業届を出す
フリーランスとして個人事業主になる際、税務署に開業届を提出する必要があります。
開業届については開業フリーという無料サービスで簡単に作れます。
僕もこれを利用しました。
同時に青色申告承認申請書も提出
個人事業主は年度末に確定申告という「今年はいくら稼ぎました。かかった経費はいくらです。」という申告をするのですが、事前に青色申告承認申請書を提出しておけば、税金が少し免除されます。
青色申告承認申請書は開業日から2ヵ月以内に出さなければならないので、速攻出しておきましょう。
青色申告承認申請書は、開業フリーで開業届を作るとき同時に作成されます。
個人事業主になる手続きは以上
かなりシンプルで簡単ですね。
なので、一瞬で済ませておくのをおすすめします。
また、これからフリーランスになる方には、【余裕】フリーランスになったら絶対やること【開業前・開業後の15STEP】もおすすめです。
今回は以上です。
フリーランスと個人事業主の違いを理解したら即開業、もしくはフリーランスになるための勉強をスタートさせましょう。
僕は地味に応援します。