はじめまして、タクヤ(@takuya_tweet)です。
未経験・スキルなしからフリーランスになり2年目となります。
持っている資格については運転免許と英検4級くらいです。
僕はWEB制作をメインに収入を得ているフリーランスなのですが、IT関連の資格やデザイン関連の資格を全く持っていません。
そして、今後資格取得する予定もなしです。
この記事の内容
- フリーランスに資格なんて不要です
- フリーランスが資格なしで実績を重視する方法
- フリーランスは資格取得に時間を浪費するのは微妙
上記について解説していきます。
これからフリーランスになりたい方、かけだしフリーランスになったけど行き詰っている方などの参考になると嬉しいです。
フリーランスに資格なんて不要です
結論として、フリーランスにとって資格はほとんど意味がなく、時間やお金をかけて取得するのは無駄です。
資格があるから仕事が取りやすいなんてことはない
〇〇の資格を持っているから仕事が取れるとか報酬が上がるなんてことはないと言っても過言ではありません。
フリーランスが多いIT分野やデザイン分野だと、資格がないとできない業務って少ないですからね。フリーランスが行う業務範囲だとなおさらです。
現に僕も仕事を受ける時に資格の有無を聞かれたこともないし、有資格者が良いといった案件も見たことがありません。
世の中には必須な資格と検定的な資格がある
個人的な見解ですが、資格は2パターンに分けることができて、この2パターンが混同することで「資格=手に職、有効なモノ」というイメージが付いていると思います。
必須な資格
- 医師免許
- 弁護士資格
- 看護師資格
- 危険物取扱資格
- 宅地建物取引士資格
- 電気工事士免許
- 玉掛け資格
- 運転免許
「必須な資格」は法律的にこの資格を持っていないとできない業務や職業があるようなパターンです。
この場合、資格の有無で就職できるできないが決まったり、給料に資格手当が付いたりしやすくなります。
検定的な資格
- 漢字検定
- ペン字検定
- 何とかコーディネーター
- 何とかアドバイザー
- 何とか能力検定
「検定的な資格」は資格の有無で仕事内容を制限されたりすることがない資格です。
検定的な資格はあってもなくても良くて、ちょっとカッコよく見える効果があります。
まったく同じ能力・印象・経歴の人が比べられた時、検定的な資格の有無で差が生まれるかもしれないくらいですね。
実力の証明になる検定もある
例えば、TOEICで満点近くとっていれば、「この人は英語に強い、英語を話せるんだな」といった証明になります。
TOEICは知名度が高いので評価されやすいです。
とはいえ、英語話してみてよと言われて話してみたり、英語を使った仕事経験や海外での居住経験があれば「この人は英語を話せる」という評価を得られるので、「必須な資格」よりは効果が薄いです。
フリーランスの多いIT分野でも「基本情報処理技術者」等、ある程度の実力証明になる資格が存在しますが、「資格者=必ず優秀」というわけでもなく「無資格者=別に要らないから取ってない」ということが多いです。
資格ビジネスが存在する
検定的な資格がなぜたくさんあるかというと、そこには資格ビジネスで儲けている人たちがいるからです。
資格を取るのにはお金がかかるし、教材費も必要ですからね。
といっても、資格ビジネスが悪いわけではなく、不要な人はお金や時間の無駄なので避けましょう。ということです。当然ですね。
検定的な資格を取ったから、手に職が就いたとか資格ビジネスの幻想です。
必須な資格(医師や弁護士、看護師)ですら資格取得後、実務経験を年単位で詰まなければ手に職とならないのに、検定的な資格をとっただけで手に職が就くわけないので現実を見てみることをおすすめします。
フリーランスは資格よりも実績が大切
フリーランスだと特に資格はほとんど関係なくて、実績がモノを言います。
資格の有無よりも実績の方がスキルの証明として確かであることが理由です。
- 資格がある:資格を取っただけかも、そもそも何がどこまでできればその資格が取れるか周知の事実ではない
- 実績がある:最低でも実績以上のスキルがあることが証明できる、まともに仕事をこなした経験がある証拠になる
上記のイメージです。
実際に僕がフリーランスとして仕事を受ける際や営業をする際でも、資格を聞かれたことは一度もありませんが、実績はほぼ100%聞かれます。
正確にはどうせ聞かれるので先に実績を提示するのですが、実績を見せた後、資格を聞かれることはないですね。
フリーランスが資格なしで実績を重視する方法
フリーランスが実績を積み上げ、仕事を多く獲得したり単価を上げたりする方法を紹介していきます。
実績ゼロの場合は練習でポートフォリオを作る
これからフリーランスになりたい方だと特に最初は実績がゼロのはずです。
僕も未経験・スキルなしから独学でフリーランスになったので実績がゼロの状態からスタートしました。
まずは練習で何かを作る
実績がない場合、練習で作ったモノを実績としてポートフォリオにまとめましょう。
「練習で作ったものなんて実績になるの?」と思うかもですが、「実績=公開している制作物以上のモノを作れるスキルの証明」なので、練習で作ったモノでもOKです。
僕の場合だと、WEB制作を行うフリーランスだったので、よくある感じのサイトを模写したり、オリジナルのサイトを作っていました。
少しライターをやっていた時は、自分のブログ記事を実績として公開していました。
各業種で定番の物をサンプルとして作ってみましょう。
奇抜で唯一無二のものを作るより、よくある定番のもので分かりやすいものがおすすめです。
1つではなく最低でも3~5くらいあると信用性が増します。
>>フリーランスはポートフォリオサイトが必須な話【おすすめの作り方】
なるべく実績公開可能な仕事を受ける
練習で作ったポートフォリオを実績として公開し案件を取れたら、なるべく実績として公開可能な仕事を受けるのがおすすめです。
理由はこなした仕事が自分の実績として公開可能なら、仕事をこなす度に実績が増え、さらに仕事が取りやすいフリーランスになれるからです。
実績が1個のフリーランスより、実績が20個あるフリーランスの方が信用されやすいし、実績が100個あるフリーランスの方が仕事を依頼されやすいですしね。
同業制作会社の下請けの仕事とかだと、自分の実績としては公開できない可能性が高いです。
まずは得意なジャンルの実績をたくさんつくる
実績が少ないうちは、様々なジャンルの実績をバラバラに溜めるよりも、1つの得意ジャンルの実績を中心に増やしていった方が仕事を取りやすいです。
そのジャンルの専門家的な実績になるので、仕事を獲得しやすくなります。
実績のジャンルがバラバラな駆け出しライターの例
- 化粧品の紹介記事:1件
- 映画の紹介記事:1件
- 格安スマホの紹介記事;1件
- 脱毛の比較記事:1件
- サプリメントの紹介記事:1件
- 家電の紹介記事:1件
上記だと、全てのジャンルの実績・経験が浅く、仕事を取りにくいです。
一見、多くのジャンルを網羅しているように見えますが、「化粧品の記事を書いて欲しい発注者」から見ると、化粧品記事の実績は1件か…となります。
他ジャンルの発注者からみてもこのフリーランスの実績は1件に見えますよね。
1件の実績だと、「この人は本当に化粧品に詳しいのか?」と不安に思われます。
実績のジャンルが統一されている駆け出しライターの例
- 格安スマホの紹介記事:5件
- 家電の紹介記事:1件
上記の駆け出しライターだと、化粧品や映画ジャンルの記事作成依頼は来にくいですが、格安スマホの記事を依頼したい発注者にとっては良さげな人材ですよね。
こんな感じで、実績がまだ少ない状態だと、自分の得意・好きなジャンルの実績を中心に作っていった方が効率よく仕事を取っていけるはずです。
「○○のジャンルだとこの人!」みたいな感じのポジションを目指すことをおすすめします。
実績が増えてきたら、特化したジャンル以外の実績も少しずつ増やしていくと仕事の幅が広がります。
フリーランスは資格取得に時間を浪費するのは微妙
この記事の内容をまとめると次のとおり
- フリーランスは資格より実績を身に付けるべき
- 理由はフリーランスだと資格を取ってもあまり影響がなく、実績豊富な方が評価されるから
- 実績がゼロなら練習で作ったモノを実績として公開する
- 仕事は自分の実績として公開できるものを中心に受けるべき
- まずは1つのジャンルに特化して実績を積んで専門家っぽくなるのがおすすめ
要するに、フリーランスは資格をとっても正直あまり仕事に活きないので、実績を溜めることに時間を使おうというお話です。
資格は時間とお金を浪費する
資格は時間とお金を結構消費するのに、フリーランス業には全然役に立ちません。
ほとんど時間を掛けず取れる資格もあるかもですが、誰でも取れるので正直無価値ですよね。
実績は仕事を受ければ、時間は使うけどお金は増えます。
時間も仕事をしている時間として消費されるので、無駄にはなっていないですよね。
実績を積むことは良いこと尽くしだし、一生ものとまでいかずとも、少なくともフリーランスとして働いている期間の資産となります。
なので、積極的に実績を積みフリーランスとしての信用度を上げていきましょう。
実績を作るには当然ある程度のスキルが必要なわけで、まだスキルが無い人はスキル習得からスタートです。
今回は以上です。
フリーランスにとって必須なのは資格ではなく実績ですという記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よければ他の記事も読んでみてくれると嬉しいです。