はじめまして、タクヤ(@takuya_tweet)です。
フリーランス歴は2年で、スキルなしの状態からフリーランスとして収入を得られるようになりました。
僕は現在、WEB制作をメインに収入を得ているのですが、フリーランス独立当初はライターとしても稼働していました。
フリーランスとして、一番初めに稼げるようになったのはライターです。
今回は、下記のような方に向けて、「フリーランスのライターとして収入を得る方法」を解説していきます。
- ライターに興味があるけど、稼ぎ方が分からない方
- フリーランスになりたいけど、収入の得方が分からない方
- フリーランスになったけど、生活費が稼げない方
僕も最初はライターとして稼げるイメージが沸かなかったので、この記事が参考になれば嬉しいです。
記事の後半では、ライターとしての収入をさらに上げる方法を解説します。
フリーランスのライターとして収入を得る方法
最初に目指すライターの基準は以下の感じです。
- 月5万円の収入
- 1文字1円以上の単価
- 記事の基本構成が分かる
早速、解説していきます。
月5万円の収入を目指す
初心者スタートで、いきなり月30万円稼ぐのは無理です。
なので、最初の壁である月5万円を目指しましょう。
会社員の副業なら最初は月3万円でも良いと思います。
月5万円のハードルは高め
全く稼げていない0円の状態から月5万円稼げるようになるのは、月5万円から月10万円稼げるようになるよりもハードです。
スタートが大変なことって割とありますよね。
- ランニング:家を出るのが辛い、走り出したら意外と走れる
- 仕事:会社に行くまでが辛い、仕事が始まれば何となく大丈夫
- 学校:朝起きるのが辛い、学校に行ってしまえば普通
上記の例と同様に、ライティングも月0円から月5万円に到達するまでが大変です。
逆に言えば、0円から月5万円の段階で脱落するする人がほとんどで、月5万円達成した人で月10万円に届かず伸び悩む人って少ないと思います。
1文字1円以上の単価を目指す
0円から月5万円の到達がハードと言いましたが、ポイントをおさえて、コツコツ継続すれば普通に達成可能なはずです。
ハードルが高いと言っても、初心者レベルのハードルなので、難易度の高いことなんてないですからね。
まずは1文字1円の文字単価を近い目標としましょう。
文字単価は重要
- 1文字0.4円の案件:3,000文字書いて1,200円の報酬
- 1文字1円の案件:3,000文字書いて、3,000円の報酬
月5万円の収入
- 1文字0.4円のライター:1ヵ月で125,000文字書く
- 1文字1円のライター:1ヵ月で50,000文字書く
初心者ライターの場合「文字単価=自分が稼げるスピード」です。
正直、「1文字0.4円のライター」も「1文字1円のライター」も文章を書くスピードには大差がないかなと思います。
なので、低い文字単価で稼げる金額はある程度限界がありますね。
記事の基本構成を理解する
フリーランスとして受けるライティングの仕事は基本的にWEBメディアの記事作成案件です。
具体的に言うと、ニュースサイトとかオウンドメディアとかブログになります。
雑誌のライターとかはまた少し違う領域です。
WEBメディアの記事には書き方が存在する
簡単に紹介すると以下のとおり。
- タイトル
- 導入
- 見出し
- テキスト
- 中見出し
- テキスト
- 中見出し
- テキスト
- 見出し
- テキスト
上記の感じでWEBメディアの記事には基本的な構成があります。
ちなみに僕のブログも上記のような記事構成です。
なので、WEBメディア記事の基本構成を知らずに自由な作風で書いてしまうと、メディアに載せられない記事になってしまいます。
WEBメディアは自分以外にもライターがいるので、記事の構成に統一性がないと違和感が生まれてしまいますしね。
といっても、数回で慣れるレベルの簡単なことなので、意識すればOKです。
ライティングの仕事を受ける時、指定があるか、既に掲載されている記事があるのでそれに準じましょう。
フリーランスのライターとして収入を得る具体的行動
紹介した「フリーランスのライターとして収入を得る方法」を達成する具体的な行動を解説します。
出来る限り全て実践するのがおすすめです。
文字単価を上げる方法を実践
先ほど紹介したように、「文字単価のアップ=自分が稼げるスピードのアップ」です。
文字単価を上げる取り組みをすべきですね。
文字単価を上げる手順
- 読みやすい文章を意識する
- 依頼者の意図を考える
- 低い文字単価で実績を積む
上記の3つを簡単に解説します。
読みやすい文章を意識する
読みやすい文章を書くのは最重要です。
文章のねじれがあったり、何を言っているのか分からない文章だと、誰も欲しがりません。
ライターは「自分の書く文章」が自分の商品であり、提供できる価値です。
自分の商品の品質は保った方が良いですよね。
「1文字何円なんだから、品質が低くても高速で書きまくって文字数を稼ぎたい」と考える方もいるかもしれませんが微妙です。
多少スピードが落ちても、現状の自分が書ける最高品質の記事を丁寧に書いた方が、依頼者への信頼や自分の実績が溜まるので、単価アップに繋がります。
低品質な記事を高速で書いても、永遠に単価アップはしないし、案件の発注も継続しません。
僕も正直、素晴らしい文章を書くことはできないのですが、文豪になる必要はなく、まずは丁寧に書くことが大切です。
依頼者の意図を考える
日記好きの人とライターでは書く文章の目的が違います。
- 日記好きの人:自分なりの記録・自己満足
- ライター:依頼者の希望に沿った内容
日記の場合、思いのたけを筆に乗せればOKです。
「楽しかった」で終わっても問題ありません。
ですが、ライターの場合「楽しかった」で終わっては記事作成の依頼者は嬉しくないですよね。
- 化粧品会社依頼の記事:化粧品のメリットを読者伝えてほしい
- ダイエットジム依頼の記事:他社に比べてどう優れているか読者に伝えてほしい
- ニュースサイト依頼の記事:有益な情報を読者に分かりやすく伝えてほしい
「化粧品会社なら自社の商品を売りたい」「ジムなら入会者を増やしたい」「ニュースサイトなら購読者を増やしたい」といった記事作成を依頼した目的が存在します。
なので、「自分は化粧なんてしない」「ダイエットなんかしなくていい」「こういうニュースがあるけど、よくわかんないよね笑」といった内容で文字数を埋めても無意味なわけです。
依頼者の意図を読み、記事を作成できるようになれば、「ただ書く人」から「ライター」になれます。
低い文字単価で実績を積む
経験ゼロだと、最初はどうしても1文字0.9円以下の文字単価になってしまうと思います。
なので、とりあいずは低い文字単価の案件をこなし、実績を積みましょう。
お金を稼ぐというよりは、ライティングスキルと実績を稼ぐイメージになります。
会社の仕事でもアルバイトでも、最初は簡単な仕事からスタートするはずです。
いつまでも0.5円とかで記事を書き続けるのは微妙ですが、下準備として実績を作ることは有効ですね。
報酬が低くても全力で10記事とか書けば、「私はこのような記事を書いています」とアピール可能になります。
初心者は質より量を書いてみる
「質か量か」みたいな論争って若干ありますよね。
フリーランスのライターとして0から月5万円の収入を得る段階だと、完全に量をこなすべきです。
理由としては、「質の高い記事」を書くことはどうやっても不可能だからですね。
「野球をしたことがない人」がいくら自分なりに考えて、プロ野球選手のアドバイスを聞いても、試合で活躍できるはずはありません。
実際にバットを振ったことも、球を捕ったことも投げたこともないのだから当然ですよね。
ライターでも同様に、いくら知識やコツを集めても、記事を書いたことない人に「質の高い記事」が書けるわけないです。
仮に文章が下手だと分かっていても、記事を書く回数を増やし続けて上達するしか道はありません。
スポーツも勉強もゲームも、最初は下手でも、やっているうちにある程度上手くなってきますよね。
ライター専門の仕事掲載サイトを利用する
ライター専門の案件紹介サイトが存在します。
すぐに始められる案件から高単価な案件が紹介されているので、登録しておきましょう。
フィードバックを貰える
ライター専門のサイトは、「記事作成の依頼主から受けた仕事を、登録しているライターに外注し手数料を貰う仕組み」になります。
要するに、ライターにはできる限り品質の高い記事を書いてもらいたいわけです。
そうすれば依頼主が喜び、自分たちの評価や利益が上がりますからね。
なので、ライターの教育やサポートが割と充実しています。
記事作成のポイントがまとめられていたり、書いた記事の改善点を教えてくれたりといった感じ。
利用料も当然かからないので、登録しておいた方が良いですね。
>>サグーワークス
>>Shinobiライティング
また、一定のテストに合格すると高単価な案件を受けられるようになる仕組みもあります。
サグーワークスだと、プラチナライターテストというものがあるので、受けておくべきです。
定期的に何回でも受けられるので、受かるまで受けましょう。
僕も一応プラチナライターです。
クライドソーシングを利用する
サグーワークスやShinobiライティングでも月5万円は普通に達成可能なのですが、時期によっては案件数が少ない場合もあります。
なので、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングにも登録しておくことがおすすめです。
ライティングの項目に行くと、プロジェクト形式という仕事募集があるので、そこに応募しましょう。
最初は文字単価が低いが交渉の余地あり
クラウドソーシングのライティング案件は基本的に文字単価が低いです。
といっても、信用を得れば単価アップは可能。
どんな仕事ぶりをしてくるか分からない人に高い報酬を払いたくないですよね。
なので、基本最初は低単価です。
低単価でライターを集め、基準を満たした人だけに継続して仕事を発注する依頼者が多いと思います。
継続発注されるような記事を書き、信頼を築けば単価交渉に応じて貰える可能性は割とあるはずです。
1記事2記事書いてすぐ交渉とかだと微妙ですが、そろそろ交渉してみても良いかなと感じたらドンドン単価交渉しましょう。
断られることもあるかもですが、チャレンジするべきです。
記事数をこなす
結局ですが、フリーランスのライターとして収入を得るには記事数をこなす必要があります。
- 練習量のため記事数をこなす
- 実績を溜めるため記事数をこなす
- 報酬を稼ぐため記事数をこなす
結論、とにかく作業ですね。
収入5万円のイメージ
文字単価1円で5万円稼ぐには、50,000文字書くことになります。
1記事3,000文字だとすると、16記事・17記事くらい。
1記事書くのに多めに見積もって4時間だとしても、フリーランスなら1日2記事は書けますよね。
そう考えると、1週間ちょいで5万円の収入を確保できます。
仕事がなかったり、苦戦して1日1.5記事くらいになる日もあるので単純にはいきません。
といっても、1文字1.3円の仕事を取れたりする可能性もあるので、プラマイは誤差ですね。
ブログを開設するのもあり
ライティングスキルを上げるために自分のブログを始めるのもありです。
このブログではないのですが、実際僕もやっていました。
ブログを書けば、発注者側の気持ちも分かるし、かなりおすすめです。
「こんなブログを運営しています」と実績としてアピールすることもできますしね。
フリーランスがブログをやるメリットは別の記事で紹介しているので、気になる方はみてみてください。
>>フリーランスはブログを開設するとキャリアが上がる【継続がおすすめ】
フリーランスのライターが収入を増やす方法
ここまでの内容を継続して実践すれば、ライターとして月5万円稼げると思います。
実際に過去の僕も稼げましたしね。
ここからは、月5万円達成後、さらにライター収入を増やす方法を解説していきます。
専門知識を身に付ける
ライターは特化した専門知識があると単価が跳ね上がります。
専門知識の具体例
- 法律や制度に詳しい
- 医療や健康に詳しい
- 格安スマホやWifiに詳しい
- 美容系商品に詳しい
上記以外でも、一定のニーズのあるジャンル特化した記事を書けるライターの単価は上がりやすいです。
仮にニッチなジャンルでも、一定のニーズさえあれば問題ありません。
専門的な立場も必要
例えば、「別に医療従事者じゃないし、資格もないけど、医学に詳しいよ」とかだと微妙です。
医療や法律のジャンルだと、医師や法律家といった専門家の立場がなければ説得力がありません。
なので、圧倒的な専門家の立場が必要なジャンルよりは、「格安スマホやWifi」「美容系商品」といった立場よりも知識が重要なジャンルがおすすめです。
詳しいジャンルがなければ作るべき
僕もそうだったのですが、詳しいジャンルがない場合は、好きなジャンル・少しでも興味のあるジャンルの記事を書きまくるのが有効です。
特定ジャンルの記事を書き続ければ、知らない間に知識がついていきますからね。
特定ジャンルの知識が増えれば、同じジャンルの記事を書く際のリサーチが減り、執筆スピードも上がります。
まずは1つのジャンルに特化して記事を書き続け、専門分野を作ることがおすすめです。
SEOライティングを身に付ける
ライティングにはSEO知識が有効です。
SEOライティングは簡単に言うと、GoogleやYahooで検索したとき、記事が上位表示されやすくするための書き方になります。
SEOライティングは、正しくキーワードを使えていたり、記事の構成が綺麗だったり、読者が興味を持って読み進めてくれる文章だったりもするので、なるべく意識すべきです。
ただ書くだけでなく、SEOも意識できるとライターとしての評価は確実に上がります。
一番低い単価の仕事を捨てる
安い単価の仕事をしていては、ライターの収入は上がりません。
なので、自分のスキルが上がったと思えば、一番割に合わない仕事を切りましょう。
一度クライアントに単価交渉をして、ダメならやめる、単価が上がれば続けるといった感じです。
仕事を切った直後は一時的に収入が下がるかもしれませんが、使える時間を確保しなければ、新しい仕事は入ってきません。
恐いかもですが、必須な行動です。
可能なら外注もあり
外注できそうな人がいれば、仕事を切らず、他のライターに外注する方法もあります。
クライアントとのやりとりを自分でする場合は、手数料を計算して外注した方が良いです。
自分は完全に手を引く場合は、クライアントにライターを紹介しましょう。
ライターチームを組む
ライターのチームに加入するのも良いと思います。
ライターがチームになることで、より強めの仕事を多く取りやすいことがメリットです。
得意なジャンルの仕事を回してもらったり、それほど得意でないジャンルの仕事を頼んだりもできます。
良さげなライターチームがなければ、SNSを使い自分で作ってみるのも良いと思います。
フリーランスのライター収入は作業すれば上がる
この記事の内容をまとめると以下のとおり。
- まずは月5万円、文字単価1円を目指す
- 記事の構成や基本を理解する
- ライター募集サイトに登録する
- 記事を書きまくって実績を上げる
- 専門分野を作って収入アップを目指す
- 単価の低い仕事を切って新しい仕事を入れる
今回解説した手順を継続して取り組めば、フリーランスのライターとして普通に生活していけるかと思います。
悲報:継続できる人はあまりいない
挑戦と改善を継続していれば、普通に収入アップしていくのですが、大半の人は序盤でやめてしまいます。
「1週間の地獄」よりも「半年の地道」の方がクリア率は低いです。
フリーランスライターへの道はそこそこの距離ですが、近道はなく、かなり遠いわけでも険しいわけでもありません。
距離の割には、リターンは大きいと思っていて、フリーランスならノマドフリーランスだし、副業にしても1年ならボーナスレベルの額になります。
収入の上限もなしです。
今回は以上です。
個人的にライターは結構おすすめの業種なので、気になった方は参考にしてみてください。
再現性は高めだと思います。