はじめまして、タクヤ(@takuya_tweet)です。
フリーランス2年目でして、今まで数多くの失敗をしてきました。
この記事の内容
- フリーランス2年目の僕が失敗した経験を晒す
- フリーランスにありがちな失敗例
今回は、「フリーランスである僕が過去に失敗した実体験」と「フリーランスにありがちな失敗例」を紹介していきます。
失敗体験を紹介しつつ、改善方法・予防方法も解説してくので、特にかけだしフリーランスの方、これからフリーランスになりたい方は参考にしてみてください。
フリーランス2年目の僕が失敗した経験を晒す
僕が実際に失敗した経験は次のとおりです。
- ゴールから逆算しない
- スキルが低い
- 有料サービスをケチる
- 仕事を断れない(人に嫌われたくない)
1つずつ解説していきます。
ゴールから逆算しない
僕はスキルなし・未経験の状態、稼げる見込みほぼなしでフリーランスになったのですが、半年間稼ぐことができませんでした。
半年間何をしていたかと言うと、ブログ・アフィリエイトの鬼作業です。
当時の僕
- 収入ゼロ、貯金僅かなので、早く稼げないと生活できない
- といっても、すぐに稼げるだけのスキルや能力はない
- ブログで稼げるようになりたい
上記の感じでした。
ブログは基本的に、稼げるようになるまで1年は普通にかかるビジネスモデルです。
なので僕は、「1年経ってやっと稼げるかどうか分かる挑戦」を「早く稼げるようにならないと生活できない」のにフルコミットしていたわけですね。
しかも初心者がやっているわけで、成功の確率も低いです。
結果として、当然ブログで稼げず半年でブログ撤退の道を選びました。
改善策:ゴールから逆算して考える
僕の場合の直近のゴールは「僅かな貯金が尽きるフリーランスとして生活費を稼ぐこと」でした。
なので、半年以内に生活費を稼げるようになる確率が高いことに挑戦すべきでした。
- 半年以内に稼ぎたい:稼ぎ始めるのに1年以上かかるブログはNG
- 半年以内に稼ぎたい:すぐに稼ぎ始められて単価アップできるライティングはOK
- 貯金が1億円ある:稼ぎ始めるのに1年以上かかるブログでもOK
といっても、僕は結局「ブログ運営で得たWEB周辺知識」×「急いで習得したWEB制作スキル」で生活費を稼ぐことができたので、結果的に上手くいきました。
過去の僕にアドバイスするとすれば、「ブログ運営をしながら、WEB制作の勉強をする」ですね。
正直、経験ゼロでゴールから逆算して何をするか計画するって結構難しいと思うので、身近なフリーランスに聞くか、フリーランスが発信している情報を参考にするのがおすすめです。
未経験の自分が考えるより成功率・再現性が高いですからね。
スキルが低い
さっきの話の続きなんですが、僕は半年(6ヵ月)ブログをやったあと、7ヵ月目からWEB制作で稼ごうと方向転換しました。
結果、ブログ運営で身に付けた周辺知識とWEB制作の入門書をみながら作ることで7ヵ月目から稼ぐことができたのですが、当然WEB制作スキルが低すぎでした。
入門書を見ながら仕事をするわけなので、時間がかかるし、単価が安い仕事しか受けられません。
作れる成果物のクオリティが低いので単価が低く稼ぎにくいし、お客さんを満足させにくいのは当然ですよね。
改善策:一定以上のスキルを身に付けるべき
フリーランスはスキルを一定以上、平均以上は身に付けた方が良いです。
当たり前だろと思うかもですが、分かっているはずなのに自分は実行しないという人が多いと思います。
しょぼいスキルで稼ぎ続けるって結構しんどいはずです。
単価が上がらないので稼ぎにくいし、自分で努力してスキルアップしなければ、現状を変えることはできません。
なので、スキルオタクになる必要はありませんが、平均以上のスキルを身に付けることを優先的に行いましょう。
有料サービスをケチる
フリーランスは有料ソフトを積極的に使うべきです。
理由は仕事の効率とクオリティが上がるから。
僕は過去、WEBの画像などを作る際、無料のcanvaやパソコンに元々入っていたエクセルを使っていた時期があります。
現在は有料のフォトショップやイラストレーターを使っているのですが、最初から有料のサービスに課金いておけば良かったなと思いました。
- canva:無料版でも有料級のサービスだが無料版だと自由度は低い
- エクセル:そもそも画像を作るソフトではない
- フォトショップ:トップ層も使う必須ソフト
- イラストレーター:トップ層も使う必須ソフト
フォトショップだと月1,000円の課金で使えるのにそれをケチっていました。
「有料ソフトはもっと稼げるようになってから」といった間違った考えですね。
改善策:少しの課金でトップ層と同じ装備を使えるなら課金すべき
過去の僕と業界のトップ層を比べると以下の感じです。
- 過去の僕:スキルが低い、無料のソフトを使っている
- トップ層:スキルが高い、有料のソフトを使っている
過去の僕は、レベル(スキル)が低いくせに、装備(ソフト)まで弱いのを使っていたわけです。
数千円で強い装備を使えるなら、レベルが低いフリーランスこそ使うべきですよね。
- レベル1フリーランスAくん:スキルが低い、無料ソフトを使う
- レベル1フリーランスBさん:スキルが低い、有料ソフトを使う
上記の場合、Bさんの方が制作物のクオリティが上がるし、仕事の効率も良さそうです。
「どっちに仕事を頼みたいか」を考えた時、Bさんに決まっていますよね。
トップ層と同じ装備が10万円とかするのであれば、無料ソフトの選択肢もありですが、アドビのソフトとかなら安くはないですが、速攻課金した方が稼げるようになるスピードが上がります。
ちなみに僕はアドビクリエイティブクラウドを契約中です。
仕事を断れない(人に嫌われたくない)
仕事を断れない、人に嫌われたくない現象は多くの人が陥りがちです。
フリーランスに限らずですが、フリーランスだと実害が大き過ぎます。
- 単価が低く割に合わない仕事だが断りづらいので受ける
- 作業が膨大過ぎて割に合わない仕事だが断りづらいので受ける
- 追加費用がかかる作業だが言いにくいので無料で受ける
- 高額な見積もり案件だが高い金額を言うと嫌われそう、断られそうなので安く言う
- 無理難題を言われても自分が赤字労働すれば良いか…と受け入れる
上記のようなパターンです。
過去の僕も、「まぁこれくらいの追加作業なら無料でやるか…言いにくいし…」と作業をこなしたら、また別の追加作業が来る、再度終わらせたら「社内で検討した結果、方針を変える」とかでほぼ差し替え、みたいな無価値ブラック労働をしたことがあります。
僕のスキルが低かったことも理由の1つですが、要はなめられているわけですね。
もしくは、フリーランス側の立場は考えてくれていないクライアントさんかもです。
関係が続くクライアントはフリーランスに優しい
無理難題や割に合わない仕事を頑張ってこなしても、正直リターンは来ない可能性が高いです。
理由はそもそも無理難題を言ってくるクライアントはフリーランスと良い関係を築こうとは思っておらず、悪い言葉でいうと使い捨てだからですね。
単価の低い仕事だと、そういったクライアントに当たる可能性が高いのも事実です。
フリーランスと良い関係を築こうと思っているクライアントは、win-winの関係を望むため、フリーランスに無茶な要求はしないし、追加作業が出た場合は普通に追加報酬をくれます。
なので、「嫌われるかも」なんて考える必要はなく、割に合わない仕事は普通に断る、お互いに折り合いの付く報酬や作業量を決めるべきです。
素敵なクライアントには全力で貢献しましょう。
フリーランスにありがちな失敗例
ここから追加で「フリーランスにありがちな失敗例」を紹介していきます。
どれもフリーランスとして生きていくのであれば、かなり重要なことなので把握しておくのがおすすめです。
挑戦しない
挑戦しないフリーランスは生き残れないし、そもそもフリーランスになれないかもです。
フリーランスになること自体、割と挑戦であり、そのためには自ら「新しい事への挑戦」をしなければならないからです。
挑戦の例
- 稼げるスキルを身に付ける
- ビジネスの知識を身に付ける
- 自分で仕事を取ってみる
- 自分で仕事をこなしてみる
- 分からないことを自分で勉強して解決する
フリーランスは個人で主体的に行動し、お金を稼いでいく働き方なので、小さな挑戦から大きな挑戦が日常に存在しまくります。
死ぬほど失敗するけど挑戦をやめない
未経験・ノースキルとかだと尚更ですが、フリーランスは初めてやることが多いので死ぬほど失敗します。
事業を1から始めた上で、全て自分で運営していくわけですからね。
営業・実作業・打ち合わせ・会計、税務・ビジネス戦略・各種勉強・リサーチなど全て自分で行う必要があります。
会社員なら、経験豊富な経営陣が会社の舵切りをしてくれますが、それもないです。
かけだしのフリーランスは日々挑戦だし、日々失敗なのは当然ですよね。
挑戦を続けないと自分の事業が成長することもないし、衰退する一方です。
失敗したくないからと挑戦しないのは一番無意味なのでやめましょう。
仮に何をすれば上手くいくか分からなくても、挑戦や学習をガムシャラに続ける方がましです。
何もしなければ何も起こりません。
スキルアップしない
挑戦と少し被るのですが、スキルアップしないという失敗もありがちです。
例えば、入門書を1回読んで終わりみたいな感じですね。
入門書を1回読んだだけレベルのスキルではフリーランスとして稼ぎ続けることは無茶です。
入門書を読んだのに全然稼げないじゃんと、諦めるのは残念過ぎですね。
自分の基準より、社会の基準を意識すべき
入門書を1回読んだとか、自分なりにこれだけ頑張ったのに稼げないは自分の基準です。
そういう人はおそらく、努力の基準が元々低く、一般的な努力の基準を超えていないと思います。
- 自分の基準:毎日1時間の勉強は大変だし、テストで良い点とれるはず
- 社会の基準:毎日3時間くらい勉強すれば、テストで良い点がとれるはず
上記の感じですね。
なので、自分の基準で頑張ったからとスキルアップを途中で諦めず、社会の基準を意識してスキルアップを続けましょう。
そういすれば、「足りていないスキルの状態でずっと稼げない」といった失敗パターンには陥らないはずです。
社会の基準をクリアしたあとは、社会の基準よりも高水準な自分の基準を作り、さらにスキルアップしていくをおすすめします。
成長を自ら止める
ある程度のスキルと実績まで到達したフリーランスがそこで満足してしまう失敗パターンです。
例えば、月20万円稼げるようになったから、もう勉強しなくていいやとかですね。
考え方次第ではありなのかもしれませんが、ずっとフリーランスを続けていく気なら、成長を自ら止めてはいけません。
フリーランスは成長し続けないと稼いでいけないことが理由です。
成長を止めると衰退していく
今月20万円稼げるスキルがあったとしても、5年後も同じように稼げるとは限らないですよね。
現にフリーランスとして何千万円も稼いでいるような人でも、稼ぎ方を変更したり、新しいスキルを身に付けたりと成長を続けているはずです。
なので、現状で満足せず成長を続け、時代に変化に適応できる人間になっておくことをおすすめします。
フリーランスは楽なだけと勘違いしている
フリーランスは自由だし、働いても働かなくても良い働き方ですが、楽なわけではありません。
フリーランスになるだけで遊んで暮らせると思っている人は少なからずいるかもです。
弱いフリーランスは普通に大変
確かに寝てても毎月数百万円収入があるようなフリーランスも存在します。
ですが、そう言う人は過去に死ぬほどの挑戦を繰り返した結果、過去の積み重ねが利益を生み出しているだけで、フリーランスだからというわけではありません。
なので、稼げないフリーランスは稼げるようになるまで作業を積み重ねる必要があるし、稼げるようになっても働き方が自由なだけで相応の大変さは存在します。
「フリーランス=楽」というわけではないですね。
といっても、「フリーランス=楽」のイメージを持つ人がいるように、フリーランスとして頑張れば楽な生活を送れる可能性があるのは確かです。
会社員だと大抵の場合、楽な生活になる可能性はありません。
プロ意識が足りない
フリーランスは誰にも怒られないし、自由なので適当でOKと勘違いしてしまう失敗パターンも存在します。
フリーランスはお金を貰う以上プロであり、ビジネスマンとしてプロ意識を持つ必要があります。
例えば、「納期を守らない」「連絡が遅い、返さない」「手を抜いた仕事をする」みたいなことをするフリーランスは、クライアントが離れていくはずです。
ちゃんと仕事をしないわけなので当然ですよね。
当たり前のことを当たり前にやる
小学生や中学生のスローガンみたいな内容ですが、「当たり前のことを当たり前にやる」だけです。
社会人として当然のことをフリーランスとしてやればOKです。
- 約束を守る
- 嘘をつかない
- 納期を守る
- 連絡は出来るだけ早く返す
- 頼まれた仕事はしっかりこなす
- 何度も同じ間違いをしない
など、当然のことです。
フリーランスは、「会社員としてやっていけないような人でもなれる」みたいな印象があるかもですが、会社員として活躍できる人じゃないと当然フリーランスも無理ですよ。
むしろ、誰もフォローしてくれないし、全て自分で考え行動する必要があるので、フリーランスの方が誤魔化しが利かないです。
フリーランスは失敗しながら突き進むべき
フリーランスの失敗をまとめると以下のとおりです。
- ゴールから逆算しない
- スキルが低い
- 有料サービスをケチる
- 仕事を断れない(人に嫌われたくない)
- 稼げるスキルを身に付ける
- ビジネスの知識を身に付ける
- 自分で仕事を取ってみる
- 自分で仕事をこなしてみる
- 分からないことを自分で勉強して解決する
要するに、覚悟を決めて妥協せず正真正銘の本気で挑めばOK。
大失敗しても再就職すれば問題なし
失敗してしまってもやり直せば良いし、大失敗してフリーランスを廃業しても再就職すれば問題なしです。
日本だと、仕事を選ばなければ生活はしていけるはず。
といっても、フリーランス業が一生懸命頑張っておき、再就職できるだけのスキルや実績を身に付けておけば結構安心かなと思います。
「よくわかんない会社で5年働いていた人」と「フリーランスとして5年個人で稼ぎ続けた人(個人での実績あり)」だと、後者の方を評価してくれる企業はたくさんあるはずです。
もちろん、会社によっては避けられるかもですが。
普通に会社で5年とか10年働いても、個人に実績やスキルが溜まらない会社ってたくさんあるし、実際そういう会社の方が多いと思います。
なので正直、フリーランスとして失敗しても自分に残る物はたくさんあるので大丈夫です。
もっと頑張れ自分、必ずできるはずと信じる
フリーランスは失敗を経験する数が段違いで多いですが、いちいち落ち込まず新しい行動を始めましょう。
失敗することは日常で、それでも挑戦し続ける自分はかならず上手くいくはずと信じて、毎日試行錯誤を繰り返すべきです。
過度に期待する必要はありませんが、「失敗しても止めない、成功するまで何度でも続けるメンタル」を持って行動しまくることをおすすめします。