はじめまして、タクヤ(@takuya_tweet)です。
WEB系のフリーランスとして、生きています。
独立して1年経ち、フリーランス2年目に突入しました。
フリーランス開始1年目は、不安なことや不明なことが多いですね。
僕が実体験として不安だったことはこちらです。
- スキルはどれだけあればいい?
- 社会的な信用がなくなる?賃貸は借りれる?
- 仕事はあるの?
- 何が必要?貯金は必要?
- 税金や社会保険料は?
- 失敗したら人生終了?
- そもそも、生きていけるの?など
上記のことを踏まえ、フリーランスとしての1年間、やって良かったこと・悪かったことを公開していきます。
僕の実体験がソースなので、割と参考になると思っています。
これからフリーランスになりたい人や現在フリーランス1年目だよという人は参考にしてみてください。
フリーランス1年目にして良かったこと【2年目の僕がまとめる】
やって良かったことは以下の通り。
フリーランス1年目にやって良かったこと
- 最悪生きられるスキルを確保する
- 不労所得から労働収入に切り替える
- スキルを磨きながら稼ぐ
- 仕事に応募し続ける
- 強制的で時間制限のある気分転換
- 生活費、出費を最小限に
- 経費の管理
1つずつ解説していきます。
僕がやって良かったことを全部やるべき!と言うと少し押し付けがましいですが…
とはいっても、これをやっておけば、フリーランス2年目には突入できる可能性はかなり高いです。実際に僕ができているので。
最悪生きられるスキルを確保する
フリーランス1年目の大きな不安として「生計を立てていけるか」という課題があります。
お金が稼げず、生活費を払えないと大変ですからね。
なのでまず、最低限やれば生きられるだけのスキルを確保する必要があります。
僕の場合は、ライティング案件でした。
僕は当初ブログ収入を作り生計を立てようと、ブログ運営にコミットしていました。
とは言っても、ブログで収入を得るには時間がかかり、当面の生活費は稼げないですよね。
そこで、フリーランスとして独立1ヶ月後の10日間、ライティングの仕事をフルでやってみました。
結果としては10日もかからず6万円程度稼ぐことができ、「生活費に困っても、最悪ライティングをすれば死なないな」とメンタルに余裕が生まれました。
ライティング案件の経験がなく、10日かからず6万円稼げたということは、30日やれば18万円ですからね。生きていけます。
フリーランス1年目にとって、心の不安定さ・ストレスは大敵ですからね。
最悪やれば生きられるスキルを持つことは、不安への抗体を持つようなものです。
参考までに、僕が実際に10日で6万円稼げたライティング案件サイトも紹介しておきます。
>>サグーワークス
不労所得から労働収入に切り替える
フリーランス独立当初、ブログにコミットしていたと言いましたが、僕がフリーランスとして生計を立てたのはブログではありません。
僕は結局プログラミング、WEB制作で生計を立てられるようになりました。
理由としては、ブログにコミットして5ヵ月の時点で、WEB制作に切り替えたからです。ブログは不労所得になり得るビジネスモデルで、収入を得るまで半年・1年かかるのが普通です。
なので、僕の会社員時代の貯金が底尽きそうになったわけですね。
そこで労働収入であるWEB制作をしようと方向転換したわけです。
WEB制作は、HTML・CSSの入門書を読んだことがある程度のしょぼすぎるスキルだったのですが、結果比較的すぐに生活費を稼ぐことができました。
不労所得を作るべきという意見が目立つけど、まずは労働収入を得ることがおすすめです。
当時の僕がブログにこだわり、WEB制作に切り替えていなければ、フリーランスを諦めるかアルバイトをしながら頑張るみたいな状況に陥っていたはず。
スキルを磨きながら稼ぐ
フリーランス1年目はスキルを磨きながら稼ぐべきです。
僕のようにノースキル・未経験スタートの人は特にですね。
僕は入門書レベルのスキル・知識で仕事を受けつつ、スキルアップしました。
僕の場合はWEB制作でしたが、他の業界でも同じことが言えるはずです。
たまに、完璧にスキルを習得してから仕事を受けるといった考えの人がいますが、その必要はありません。
理由としては、高いスキルを求めない案件が存在するからです。
案件を見て、「背伸びすれば、何とかなるかな…」という案件を受け、Google検索や本で調べながらこなせばOKです。
その方が、仕事で報酬を得ながらスキルも磨けますしね。
さらに、実際の案件で求められる(収入に繋がりやすい)スキルをピンポイントで得られるメリット付き。
僕の場合、目の前の分からない業務内容を1つずつ乗り越えていたら、知らぬ間に使えるスキルが増えていた。といった状況です。
仕事に応募し続ける
フリーランス1年目にとって「仕事がない」は大き過ぎる課題です。
仕事がなくて収入を得られないけど、どうやったら仕事を得られるかわからない。
僕も多々ありましたね。
解決策は、仕事に応募し続けること
クラウドソーシングやSNSの載っている、自分の業種に関連がある募集は全て応募するくらいの感覚です。
明らかに単価が相場以下など、条件が悪すぎる場合は避けるべきですが、多少であればグイグイ応募します。
僕の場合は、毎日朝起きた後か夜寝る前に、新着の募集を全てチェックし提案を送っていました。
僕が実際に応募し続けたサイトはこちらです。
>>ランサーズ
>>クラウドワークス
※【注意】とは言っても、避けるべき募集もあります。
コンペには参加しない
数時間かけて作業したのに0円というパターンが高確率で発生します。
実績・ポートフォリオ作りのついでに…、退屈だから…という理由であれば問題ありませんが、基本的にコンペはおすすめしません。
発注者へ提案をし、採用されてから作業を始めるプロジェクト形式の案件がおすすめです。
評価に苦情がついている発注者は避けてもいいかも…
クラウドソーシングだと、発注者に過去の評価がついている場合がほとんどです。
あまりに低評価の発注者だと、トラブルになる可能性があります。
ということは、応募者が少なく倍率が低いのでは?とポジティブな考えもなしではないですが、僕はメンタルを消耗したくないので避けています。
強制的で時間制限のある気分転換
フリーランスとしての働き方がまだ定まっていない1年目には働きすぎ問題が起こりやすいです。
その気になれば超ブラック労働もできるしホワイトどころかニートにもなれますからね。
僕もそうなのですが、自宅で仕事をする在宅フリーランスには、オンとオフの切り替えが難しい。
サラリーマンであれば、会社と自宅で出退勤があるけど、在宅フリーランスは全て自宅で完結しますからね。
そこで、強制的で時間制限のある気分転換が必要です。
僕の場合は、水曜日の7時から9時はフットサルに行くとかですね。
強制的と時間制限が大切です。比較例を紹介します。
ゲームで気分転換
- どこでもできる → 仕事をさぼりやすい
- いつまでもできる → 仕事の時間が減りやすい
フットサルなど
- 決まった場所、人数が必要 → 仕事と重ならない
- 時間が決まっている → やり過ぎない、仕事を中断できる
以上のような感じ。
運動以外にも、「決まった時間に銭湯へ行く」なんかもいいですね
- 強制的(場所の移動、時間指定など)に仕事から離れること
- 時間制限(時間的な強制終了)があり気分転換で済ませること
上記2点がポイントです。
生活費、出費を最小限に
生活費や出費は、フリーランス1年目の大きな不安である「生活していけるか」「収入は大丈夫か」に大きく影響します。
できる限り無駄な出費は避けた方がメンタルの安定につながります。
仮に収入が10万円でも、生活費が5万円なら焦りは最小限ですよね。
もし収入が20万円でも、生活費が18万円なら焦りが極大。
とは言っても、極貧生活をすべき、というわけではないです。
行きたくもない飲み会には行かない、不要な物を買わない、とかですね。
僕は元々お金をあまり使わない人間というか、欲しいものとか全然ないタイプなのでほぼ何もしていませんが、出費が多い人であれば心の余裕が増大するはず。
格安スマホに替えるなど、固定費の削減もおすすめです。
経費の管理
フリーランス1年は、知らない分からないことが多いです。
税金はその最たるものですよね。
調べても難しくてよく分からない…だが、しっかりやらないと損する気がする…
まさに僕もそういった感じでした。
結論、経費になりそうな領収書やレシートを保管すればOK
税金関係のことは、実際に確定申告(2月半ば~3月半ばにする)をやってみるまで理解は難しいです。
実際やってみればこんな感じか、となるので安心してください。
フリーランス1年目で、仕事やスキルアップをしたいのに、税金や確定申告の勉強をガッツリするというのは微妙です。
領収書やレシートを保管しておいて、確定申告前に、専用サービス(僕の場合はfreee)を使って仕分けなどすれば大丈夫です。
フリーランス1年目にして悪かったこと・やれば良かったこと【2年目の僕は後悔】
僕がフリーランス2年目になってみて、1年目にやって失敗したな・やれば良かったな、ということもあります。
フリーランス1年目にやって悪かったこと
- ほぼノースキル状態からのスタート
- 開業届を即出さなかった
- 不労所得に賭けて作業し続けた
- 不安でいっぱいになった
- 生活が不規則になり夜型に(マジで寝れないきつい)
- 国民健康保険を継続した
- 友人の誘いを全断り
僕の失敗を踏み台にしてOKです。
ほぼノースキル状態からのスタート
僕は会社員として働きながら独学をし、フリーランスになったのですが、実際はほぼノースキルでした。
先程も述べたのですが、「ブログ収入がない状態」「入門書レベルのWEB制作スキル」でフリーランススタートです。
現に半年間、フリーランスとして生計は立ちませんでしたしね。
できることなら、フリーランス開始前に稼げるスキルを習得
現在会社員やフリーターであれば、稼げるスキルを身に付け実際に稼いだ後、退職。
学生やニートであれば、今すぐ勉強するのがおすすめです。
とは言っても、僕の場合は会社員をしながらでは、フリーランスとして稼げるスキルを身に付けられなかったと思うので、辞めて良かったです。賭けですけど。
不労所得に賭けて作業し続けた
先に少し触れたのですが、僕は5ヵ月くらいブログのみにコミットしていました。
これは貯金が少なく、近い未来に生活費に困るはずだった僕にとっては微妙な行動です。
生活費1年分の貯金を持っていなかった僕が、稼げるようになるまで1年かかるようなブログのみにコミットしているのは矛盾していますよね。
「まぐれのホームラン」より「堅実なヒット」からスタートする
ブログにコミットした理由は、プログラミングより収入の上限が高いからです。
とは言っても、稼げなければ意味がないですよね。
開業届を即出さなかった
開業届に関しては即、管轄の税務署に提出すべきです。
僕は面倒くさいし、お金を稼げるようになったら開業届を出そう、と提出を忘れていました。
結果、確定申告寸前に提出することになり、青色申告ができず白色申告になってしまいました。
「青色申告、白色申告って何?」という方は、確定申告の時に調べればOKです。
今は青色申告の方が税金的に得と覚えておけば問題ありません。
青色申告は開業日から2ヵ月以内です。
忘れないうちに税務署に開業届を出し、青色申告したいと言いましょう。簡単です。
ちなみにこれで簡単に開業届を作れます。無料です。
>>開業freee
健康保険を継続した【国民健康保険】
会社員からフリーランスになる場合、「会社員時代の健康保険を継続する」か「国民健康保険に変更する」かのどちらかを選択します。
僕の場合、よく分からないし面倒くさいから「会社員時代の健康保険を継続」を選んだのですが、毎月5,000円くらい損していました。
退職したタイミングや、前職の年収などにより人それぞれ、どちらが得かが違います。
役所に行けば、国民健康保険の保険料がいくらか、見積もってくれるので比較すべき
健康保険の内容は変わらないので、安い方を選択すると良いですね。
会社員時代の健康保険は2年間任意継続できます。
生活が不規則になり夜型に(マジで寝れないきつい)
フリーランス1年目に限らず、2年目も3年目も、生活が不規則になりがちです。
朝は別に起きなくてもいいし、夜でも仕事ができますからね。
油断するとどんどん夜型になり、昼夜逆転もありえます。
僕は夜眠れなく、朝まで布団にいるだけ、みたいな日々が続いた経験があります。
寝れないって辛いですね。
フリーランスにとっても、健康はかなり重要なので、規則正しい生活を崩さない方が良いです。
友人の誘いを全断り
フリーランス1年目だし、全時間仕事して頑張ろう!といった心意気の人もいますよね。
僕はそのタイプでした。
遊ぶ時間があるなら働こうと考え、友人の誘いなどもほぼ断っていたのですが、若干の後悔です。
そのおかげで、現在フリーランスとして生きていられる部分もあるし、どっちが良いとは言えませんが…
フリーランス1年目は正直頑張りどころであり、全てを捧げる価値はあることは確かです。
とは言っても、人生をトータルで見た時、友人や恋人・家族はかけがえのない存在ですよね。
【番外編】フリーランス1年目は賃貸を借りられる?審査OK?
おまけとして、「フリーランス1年目って賃貸借りれないの?審査は通るの?」といった疑問にも答えておきます。
答えは、借りられるけど審査が通りやすくはない、です。
僕は実際にフリーランス1年目で賃貸を借りたのですが、申し込み時は「審査が通らない可能性もあるけど」という感じ。
結果、問題なく借りられたのですが、会社員ほどの社会的信用はないですね。
フリーランス1年目は特に、フリーランスとしての収入を証明することができない(所得証明書や確定申告書がまだない)ことが大きな理由ですね。
「絶対この部屋がいい」と一点狙いだと借りられない場合もあり運次第ですが、気に入った部屋の中のどれか、とかなら全く問題なし。
フリーランス1年目にやるべきことをこなせば、2年目3年目は余裕
というわけで、今回は以上です。
今回紹介した事をやっていけば、フリーランス生活は軌道の乗り、失敗は少なく済むはずです。
再度、まとめておくと、
フリーランス1年目にやって良かったこと
- 最悪生きられるスキルを確保する
- 不労所得から労働収入に切り替える
- スキルを磨きながら稼ぐ
- 仕事に応募し続ける
- 強制的で時間制限のある気分転換
- 生活費、出費を最小限に
- 経費の管理
フリーランス1年目にやって悪かったこと
- ほぼノースキル状態からのスタート
- 開業届を即出さなかった
- 不労所得に賭けて作業し続けた
- 不安でいっぱいになった
- 生活が不規則になり夜型になる
- 国民健康保険を継続した
- 友人の誘いを全断り
こんな感じ。
フリーランスとして生きていくことは、そこそこ大変だけど、割と楽しい時代です。